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【HOTEL THE MITSUI KYOTO ホテル・ザ・三井京都】ニジョウスイート・1キング宿泊記

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コロナの影響で開業延期もありながら11月遂にオープン

紅葉と一緒に楽しもうと秋のホテル・ザ・三井京都へ

HOTEL THE MITSUI KYOTOについて

ホテルザ三井の名前の通り旧三井総領家の邸宅跡地に三井不動産リゾートマネジメントの運営するホテルが生まれました。コンセプトである「日本の美しさと-EMBRACING JAPAN’S BEAUTY-」と言う言葉の通り梶井宮御門をはじめとする遺構と現代建築の融合を感じられる、共用部も客室内も「美しい」ホテルです。そしてやはり建物と庭の調和を表す「庭屋一如」の精神を活かし大きく取った水盤が特徴の中庭が圧巻です。マリオットのブランドではラグジュアリーコレクションと言うことでアメニティの全てが自社ラベルで「京」にこだわったものを取り揃え他とは違う体験ができるホテルです。立地は二条城目の前でアクセスは抜群ですが、車で向かわれる際は二条城側からは入れませんのでご注意ください。

ホテル名 HOTEL THE MITSUI KYOTO / ホテル・ザ・三井京都
住所 京都府京都市中京区油小路通二条下る二条油小路町284
ホテルチェーン マリオットBONVOY / カテゴリー7
WEBサイト

HOTEL THE MITSUI KYOTO 公式サイト

アクセス 地下鉄東西線「二条城前」駅より徒歩3分
部屋タイプ ニジョウスイート 1キング
宿泊時期 2020年11月

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ニジョウスイート1キング部屋紹介

112平米のワンベッドスイート、自然素材と工藝技術に彩られどこを切り取っても絵になる部屋。入口を入ると目の前に広がるリビングから二条城・東大手門が奥に見えます。右側を向くとダイニングと奥にベッドルーム、その右手がクローゼット、ウェットエリアとなっています。茶室をモチーフにした「和」を感じさせる調度品の一つ一つに目を奪われます。

リビングルーム

リビング

こちらのスイートルームで一際目を引くのがこの一枚板のローテーブルですね。朝も昼も夜も一日中美しい。リビングには月を模した装飾の下の広いソファに二条城を見るためだけにあるチェアや窓際のフラットなソファと多くの居場所を作ってくれています。部屋自体が鑑賞の対象であるかのようにお気に入りの角度と景色を見つけリラックスして過ごすことができます。配置される色のトーンも非常に落ち着いており日本の美意識を体感。

ダイニング

このダイニングセット最高です、持って帰りたいと思う椅子は久々でした。そしてこの佇まい。つたない表現では言い表せない落ち着きと美しさです。

ミニバー

ミニバーに「響」のボトルを置くという贅沢さ。ターンダウンは断ってしまったのでカクテル用のオレンジピールはありません。石材を使った天板と苔玉もやはり一味違います。

玄関

入口脇には玄関スペースがあり傘や靴置きがありました。そしてこちらのスリッパがホテルアメニティと思えない履き心地と温かさだったんですが写真見つからず。普段スリッパを使わない方も是非試してみて下さい。

ベッドルーム

ベッドルームも美しい……このブログで何回「美しい」と言うのか。ヘッドボードの装飾も現代的な和で統一され部屋全体のコンセプトのまとまりを感じます。窓際に置かれたビジネスデスクも一枚板、そして和紙と書道セットがあります。ベッドとクローゼットを仕切る棚には「三井家 伝世の至宝」と言う本が置かれ、それを眺めながら「へのへのもへじ」を書いたのは内緒です。

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ウェットエリア

バスタブはかなりの深さですが段差もついておりゆったりと疲れを癒してくれます。バスアメニティは完全なオリジナル、蓋を刺してアルミを破るタイプ(表現が難しい…絵具のような)だったのが少し使いにくかった。バスローブはおそらくキンプトン新宿と同じブランドだったと思います。こちらのバスローブと先述のスリッパのセットはかなり快適。バスアメニティだけではなく箱に収められたものもほぼ全て自社ラベルと言う徹底ぶりには感心しました。

サーマル・スプリングSPA

恐らく高さ制限などの影響でしょう、地下には温泉施設「サーマル・スプリングSPA」があります。水着を着て入る少し温度が低めの温泉。あえてプールではなく温泉を作るのも面白いですね。中の写真は撮れませんが人の少ない時間を狙って行かれるのが良いかと思います。入った瞬間は「ぬるい」と感じますが浸かっていると体の芯からポカポカしてきますよ。このアプローチでも表現されている石と光を楽しめる空間で時間を忘れリラックスしましょう。家族水入らずでゆっくりされたい方は有料の貸切温泉ルームもあるのでぜひ。

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館内風景

日本の建築美と時間を越えた遺構との融合、そしてこの大きな水盤を活かしたランドスケープデザイン。エントランスからロビーに入り、目の前に水盤の広がる庭園は圧巻です。建築としての美しさに合わせ館内各所に配置されるアートも三井の「本気」を感じます。ロビーラウンジでの日本茶サービスや離れ「四季の間」でのウェルネス呼吸法体験、館内のアートをスタッフと巡るツアーなどエクスペリエンスも充実しています。しかしこの美しさは実際にご自身の目で見て空気を吸っていただきたい。

食事

都季・ランチ

アラン・デュカス氏仕込みのフレンチと鉄板焼きの融合と言う事でウェスティン都のD・Bとかぶってるやんって話も。洋食の範囲内では一流、鉄板焼き部分はどうでしょうか、と言うのが率直な感想です。滞在より時間も経っていますので次回の滞在時により良い体験ができるといいですね。

都季・朝食

朝食は和洋セットメニューのチョイスで和食は都季で洋食はFORNIでの提供となっていました。和食レストランがないにも関わらず一品一品しっかりと作られていました。

HOTEL THE MITSUI KYOTOニジョウスイート宿泊記まとめ

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建築中から気になりすぎて震えていたホテルだけあって建物や内装、アートを楽しむと言う部分では本当に満足し、ブログの為に写真を見返していても感動がよみがえります。高評価の方もいますしタイミングによって状況は違いますが「食」の体験は少し残念な気持ちです。しかしそれでもそれを上回る感動を与えてくれるファシリティなので未体験の方は一度は訪れて欲しいホテルです。

 

二条城側からはこれぐらい見えていますのでお気をつけて!!

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